研究ブログ14 Sep 2015
ノルウェートロムソ観測拠点の視察(大山)
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9 月下旬から、本研究プロジェクトによる北欧での地上光学観測がスタートします。ノルウェーのトロムソとフィンランドのソダンキラへの機器の発送に向けて、設置予定の光学観測機器の感度校正実験(キャリブレーション)を、国立極地研究所の光学校正施設を利用して実施しました。今回は、4 台の EMCCD カメラ(浜松ホトニクス製)と 4 式の光学系(Nikon 製)、特定の波長の光のみを透過する 5 種類の干渉フィルターから構成されるシステムの感度を、積分球と呼ばれる機器を用いて計測しました。この校正によって、北欧での地上光学観測のデータをより定量的に解析することが可能になります。また、この実験には名古屋大学、電気通信大学の2 名の大学院生が参加し、3 日間におよぶ実験作業に取り組みました。今回校正された観測機器は8 月末に北欧へ向けて日本を旅立ち、9 月下旬に観測を開始する予定です。
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