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2nd シーズンの地上観測がスタート

トロムソに設置した3台のイメージャー。中央が100Hz観測用フィルターホルダー。


制御 PC と 100 TB のデータストレージ


脈動オーロラ研究プロジェクト 2nd シーズンの地上観測が北欧各地でスタートしています。トロムソでは、プロジェクトメンバーの小川、細川と、国立極地研究所の高橋さんの手によって 100 Hz の高速撮像カメラと、427.8 nm, 844.6 nm の単色イメージャの計 3 式の全天撮像装置のセットアップが行われ、9 月 2 日の晩から自動観測が始まっています。

昨シーズンは 100 Hz 高速撮像カメラに光学フィルターを取り付けるのに苦労したのですが、今年は名古屋大学宇宙地球環境研究所技術職員の足立さんに作っていただいた専用のフィルターホルダーを用いることで、フィルターの着脱が格段に簡単になりました。見た目も圧倒的に格好が良くなっています。

トロムソでの作業と並行して、フィンランドのケボ、ソダンキラでも 100 Hz 高速撮像カメラのセットアップが行われ、100 TB を超えるデータ保存用ストレージとともに稼働を開始しています。観測データは準リアルタイムでERG サイエンスセンターの Quick Look データウェブサイトで見られるようになっています。

小川と細川は、これからトロムソを離れ、スウェーデンのキルナに向かいます。キルナでは、スウェーデン王立宇宙科学研究所(IRF)と共同で、北欧で 4 台目となる 100 Hz 高速撮像カメラの設置を行います。

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