本プロジェクトでは、観測ロケットによる脈動オーロラの直接観測を研究の柱の一つとしています。現在、本プロジェクトでは、2019 年 1 月にノルウェー・アンドーヤから打ち上げ予定の RockSat-XN という観測ロケット実験に PARM (Pulsating AuroRa and Microbursts) と呼ばれる観測機器群を搭載するための準備が進められています。

さらに、米国 NASA の観測ロケット実験 LAMP ( Loss through Auroral Microburst Pulsations) が採択され、2020 年 1 月にアラスカ・ポーカーフラットから観測ロケットによる脈動オーロラの観測を行うことになりました。本プロジェクトでは、LAMP に電子観測器 (HEP) と光学観測装置 (AIC) を開発・搭載するとともに、地上からの光学観測を実施する予定です。

2014 年にアラスカで実施された GREECE ロケット実験の様子