研究ブログ11 May 2019
オーロラ研究が紹介されました
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本研究グループは、脈動オーロラに伴って、オーロラ電子の1000倍以上もエネルギーの高いキラー電子が、宇宙空間から大気に降り込むという新しい理論を提案し、シミュレーションで実証しました。さらに、JAXAの「れいめい」衛星が観測した脈動オーロラ現象とNASAの「SAMPEX」衛星が観測したキラー電子の降り込み現象を説明できることを示しました。キラー電子は人工衛星の故障を引き起こすことや、高度60km付近の中間圏のオゾンを破壊する可能性があることが知られています。今回の理論は、オーロラが明滅したときに、中間圏のオゾンが破壊されている可能性があることを示すものです。今回提案された理論の実証を目指して、本研究グループは、2021年12月に、米国アラスカ州において、観測ロケット実験LAMPを行う予定です。この研究成果は、2020年11月6日付米国地球物理学連合速報誌Geophysical Research Lettersに掲載されました。
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