学会発表5 Jun 2017
Nonlinear pitch angle scattering of low pitch angle electrons caused by whist...
集会報告/
開催日 | 2016年3月1日 |
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会場 | 名古屋大学(グリーンモビリティ1F CAD室) |
3 月 1 日(火) | |
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13:00-13:15 | 趣旨説明 細川敬祐(電通大) |
13:15-13:35 | Pc1周期の高速変調を含む脈動プロトンオーロラ 尾崎光紀(金沢大)、塩川和夫、三好由純、片岡龍峰、海老原祐輔、八木谷聡、井上智寛、野村麗子、坂口歌織、大塚雄一、Martin Connors |
13:35-13:55 | A statistical study of quasi-periodic (QP) /randomly structured (RS) EMIC/Pc1 waves in the ionosphere and the magnetosphere C.-W Jun(ISEE, Nagoya Univ.), K. Shiokawa, K. Takahashi, K. Paulson, I. Schofield, M. Connors, I. Poddelsky B.Shevtsov, C. Kletzing, and J. Wygant |
13:55-14:15 | A statistical study of EMIC rising and falling tone emissions observed by THEMIS and Van Allen Probes 中村紗都子(京都大)、大村善治、V.Angelopoulos |
14:15-14:35 | Repetitive equatorward motions of dayside diffuse auroral patches 元場哲郎(名大 ISEE) |
14:35-14:55 | Statistical Study of Dayside Pulsating Aurora T. Kanmae(NIPR), A. Kadokura, Y. Ogawa, Y.Ebihara, T. Motoba, A. Gerrard, and A. Weatherwax |
休憩(25 分間, 時間超過のバッファも含む) | |
15:20-15:40 | 磁気圏物理学とサブストーム科学における基本構造の再考 田中高史(九大) |
15:40-16:00 | コーラス放射のスペクトル特性とその発生条件に関する計算機実験 加藤雄人(東北大) |
16:00-16:20 | ホイッスラーモードコーラス放射による電子ピッチ角散乱の定量的評価 北原理弘(東北大)、加藤雄人 |
16:20-16:40 | 全天高速EMCCDカメラを用いた脈動オーロラ内部変調の特性解析 澤井 薫(金沢大)、尾崎 光紀、八木谷 聡、塩川 和夫、三好 由純、片岡 龍峰、海老原 祐輔、家田 章正、Martin Connors |
16:40-17:00 | Conjugate observations of ELF/VLF waves during sudden magnetospheric compression: satellite- and subauroral ground-based measurements C. Martinez-Calderon(ISEE, Nagoya Univ.), K. Shiokawa, K. Keika, M. Ozaki, I.Schofield, M. Connors, C. Klezing and O. Santolik |
17:00-17:20 | カナダ、フィンランド、昭和基地のELF/VLF波動同時観測データの初期解析結果 米津佑亮(名大 ISEE)、塩川和夫、Martin Connors、尾崎光紀、Jyrki Manninen、 岡田雅樹 |
18:30- | 脈動オーロラ懇親会 |
3 月 2 日(水) | |
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09:00-09:20 | 脈動オーロラの内部変調の起源 三好由純(名大 ISEE)、齋藤慎司、大山伸一郎、栗田怜、平原聖文、関華奈子、西山尚典、片岡龍峰、浅村和史、加藤雄人、坂野井健、海老原祐輔、O. Santolik |
09:20-09:40 | Dusk 側に発生した脈動オーロラ事例報告: Summer Solstice Storm 2015 におけるRBSP衛星と地上データ解析 西山尚典(極地研)、門倉昭、田中良昌、三好由純、栗田怜 |
09:40-10:00 | サブストーム回復相における脈動オーロラパッチと下部熱圏風速変動 大山伸一郎(名大 ISEE)、塩川和夫、三好由純、細川敬佑、Brenton J Watkins、栗原純一、津田卓雄、Christopher T. Fallen |
10:00-10:20 | 脈動オーロラに伴う電離圏変動 細川敬祐(電通大)、小川泰信 |
休憩(20 分間) | |
10:40-10:50 | 科研費 基盤 S 「極限時間分解能観測によるオーロラ最高速変動現象の解明」の概要紹介 藤井良一(名大 ISEE) |
10:50-11:00 | 科研費 基盤 S 地上観測チーム研究計画紹介 細川敬祐(電通大) |
11:00-11:10 | 科研費 基盤 S 衛星観測チーム研究計画紹介 加藤雄人(東北大) |
11:10-11:20 | 科研費 基盤 S 数値シミュレーションチーム研究計画紹介 三好由純(名大 ISEE) |
11:20-11:30 | 科研費 基盤 S ロケット実験チーム研究計画紹介 浅村和史(宇宙研) |
11:30-11:40 | 科研費 脈動オーロラロケットに搭載するオーロラカメラについて 坂野井健(東北大) |
昼休み(80 分間, 時間超過のバッファも含む) | |
13:00-13:30 | 日本の PsA コミュニティで取り組むべき課題の整理、ERG 衛星との連携観測戦略に関する議論 細川敬祐(電通大)、三好由純(名大 ISEE)、加藤雄人(東北大) |
13:30-14:00 | 次期オーロラ衛星計画に関する議論 浅村和史(宇宙研)、三好由純(名大 ISEE) |
14:00-14:30 | まとめと総合討論 |
3月1日から2日間、名古屋大学 宇宙地球環境研究所 研究集会として、脈動オーロラ研究集会が開催されました。2012年度に始まり4回目となる本研究集会、今年も多くの参加者による講演が行われ、脈動オーロラの形態論・生成機構・脈動機構など、多角的な切り口から議論がかわされました。脈動オーロラ研究は、全天カメラによる地上観測に加えロケット観測や衛星によるコーラス波動観測、そして理論・シミュレーション研究と、多岐にわたるアプローチがなされています。本プロジェクトが進めている地上からの高時間分解能観測と、打ち上げが迫るERG衛星観測を合わせることにより、内部磁気圏における波動がどのように脈動オーロラを作り出すのか、数Hz以上の高速な内部変調まで含めて解明されることが期待されています。
同日には本プロジェクトの外部評価委員会も開かれ、脈動オーロラに関する専門家である評価委員の先生方にもおいでいただきました。新規性やアプローチの妥当性、実現可能性といった様々な観点から審査・議論が行われ、今後プロジェクトがより一層良いものになるよう、厳しくも為になるコメントを多数いただきました。
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